
シチニア食堂では、毎日たくさんの野菜を丁寧に使っています。
だって、どれも誰かが手間ひまかけて育てた、命あるものだから。
野菜の力を引き出すのが、料理人のしごと。できるだけロスを減らして、食べきること。
ひと皿ひと皿にリスペクトをこめてます。
そして、食べてくれるお客さんも、今日この場を一緒に作る「仲間」。
野菜に向き合うのと同じように、ひとりひとりに向き合って、届けていきたいんです。
小さな店だけど、できることを、ちゃんと。
食べるって、いちばん身近な「サステナブル」!

シチニア食堂は「日差し」みたいな存在になれたらいいなと思ってます。
なんとなく、人が集まって、ちょっと元気になって、またそれぞれの場所に帰っていけるような。
「おいしい」がきっかけで、知らなかった隣の人と話したり、いつのまにか地域のことを考えたり。
そんなふうに、料理を通じて、まちへの関心が広がっていくといいなって。
イベントやマルシェをひらいたり、経済の数字とは関係ないところで、いろんな人が関わって、楽しんで、
まちがちょっとずつ面白くなっていく。そんな流れがつくれたら最高です。
始まりは、ひとつの小さなレストラン。でも、ここから生まれるストーリーや熱が、
まちじゅうに陽が当たるようにじんわり伝わって、
気づけば誰かの一歩を後押ししてたりしたら…なんか、いいなぁ。